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宮崎県の秘境・椎葉村(しいばそん)に住む大家族がいます。
椎葉村と言えば、日本三大秘境のひとつ。(あと二つは、岐阜県の白川郷と徳島県の祖谷)
今回ご紹介したい大家族は、日本三大秘境の中でも最も不便な場所と言われる椎葉村にお住まいの石井家。
椎葉村は標高1000~1700m級の山々に囲まれた地域で、村の可住地域は、わずか4%しかないというから驚き。ほとんどが山林ってことですね。石井家は、そんな椎葉村の中腹域の緩斜面の集落に家を構えているそうです。村に来るバスは、なんと週に1回。一時間に一回でも少なく感じるのに、週に一回とは・・・。
今回はそんな大秘境で生活する5男3女11人の大家族・石家をご紹介します!
石井家ご紹介
お父さん・石井英雄さん(46歳)
・建築業(月給38万円)
・とても温厚でどっしりとした感じのお父さん
・1~2ヵ月単位で東京に出稼ぎに行っている
お母さん・尚美さん(35歳)
・笑顔が素敵
・現在妊娠中で6月に生まれる予定だそう
椎葉村の石井家に9人目が誕生!子どもが増えても0円生活は変わらない!
長女・繁美さん(25歳)
・現在は結婚して神奈川県に住んでいる
長男・直希くん(13歳)
・兄弟のリーダー
・平日は中学の寮で暮らしている
二男・雄希くん(12歳)
・運動神経抜群
・笑顔がとてもかわいいイケメン
三男・智明くん(10歳)
・薪割り特訓中
四男・英輔くん(8歳)
二女・彩菜ちゃん(6歳)
・男まさりな性格
・野草が大好き
五男・敦大(あつひろ)くん(4歳)
三女・美風悠(みふゆ)ちゃん(2歳)
5男3女8人の子供たちと祖母・克子さん、それとお父さんとお母さんの11人大家族です。子供たちみんな可愛らしいですね。
秘境・椎葉村での暮らしぶり
“日本三大秘境で最も不便”と言われる椎葉村で暮らす石家の暮らしぶりはというと、
・コンビニまで車で1時間半
最も近いコンビニが車で1時間半!もかかるそうです。もはや“コンビニエンス”ではないですね・・・。
・スーパーまでは車で2時間
秘境に住む石井家では、週に1回、片道2時間もかけて買い出しに行きます。1ヶ月分の食材や日用品を買いためる石井家のこの日のお買いものはなんと、カート4台分!
お買い上げ金額は、なんと6万3千円!
・小学校まで歩いて30分
小学校に通う子供たちは、家から30分かけて歩くそうです。で中学校はというと、車でも30分かかるということで、さすがに毎日の送り迎えは厳しく、長男は平日は寮で生活し、週末に家に帰ってくるそうです。
・子どもたちの遊び
大秘境・椎葉村に住む子供たちの遊びは、川で泳ぐこと。
水温なんと7°というこの冬の寒い時期にも関わらず、子供たちは川で泳いでいます!
都会じゃ考えられないですよね。
その他にも、屋根ですべり台みたいに遊んだり、
他にも、スズメバチ退治なんかも遊びになってしまうそうです。田舎ならではですよね~。
スズメバチを退治しようと、長男・直希くんがハチの巣を採ろうとした時、返り討ちにあい顔中刺されて顔がパンパンになった事もあるそうです・・・。
これはちょっと危ないですね・・・。
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月7万円も貯金できるヒミツとは?
育ち盛りの子供たちばかりの石井家の家計はというと、パパの収入が月38万円。で、月に7万円も貯金できてるそうです。
大家族でも意外に不自由していないと語るお父さん。確かにお父さんの稼ぎも多いですが、11人もの大家族の生活で月7万円も貯金できるのは凄いと思います。
でもそこには秘密がありました・・・。
その秘密とは、秘境ならではの0円生活。石井家では、秘境で暮らすがゆえに、お金のかからない部分がいくつかあるとのこと。
0円生活その①~リフォーム代がタダ
パパが建築の仕事をしてるだけあって、石井家のご自宅は、パパが仕事で出た廃材を使ってリフォームしたお家だそうです。お風呂の壁や、天井、その他諸々、300万円相当のリフォーム代が0円だったそうです。
0円生活その②~水道代がタダ
石井家の裏には、標高800mの山があるのですが、その山から流れる天然水を、約1kmのホースで引っ張ってきているそうです。何でも、“ミネラル天然水”として販売されたこともある名水だそうで、この水を使うことで、水道代は0円で済んでいるんだそうです。
また、この水は、トイレやお風呂にも使っているんだとか。
0円生活その③~家具がタダ
石井家では、子供たちが家の家具を手づくりします。建築のお仕事をされてるパパのお子さんだけあって、設計図も見ずに、のこぎりなどの工具を器用に扱い、どんどん作業を進めて行きます。
ダイニングテーブル
勉強机
わずか1時間半の間に、他にも小物入れや小テーブルなどを子供たちみんなで作っていましたが、これ材料は、パパの仕事で出た廃材ということでタダです。よって、石井家の家具は0円だそうです。
子供たちとこうして、家具作りが一緒に出来るって羨ましいですね。
0円生活その④~おやつ・米・おかずがタダ
石井家の子供たちは、家の近くの土手に生えている、野草がおやつがわりなんだとか・・・。
のびるとやニラなど、天然の野草を手で取ってそのまま口に入れる子供たち・・・、とてもたくましいですね!野草に味噌を付けて食べたりと食べ方を工夫してるそうです。
土手では、のびるやニラのほかに、ふきのとう、よもぎ、たらの芽なんかも採れるんだそうですよ。
自然の恵みを子供たちがおやつ代わりにして食べるって、とても素晴らしいですね。
でも大家族では、何が一番お金が掛かるってやっぱり食費ですよね。米の消費量だってハンパじゃないはず。
しかし、石井家は米代はタダ。
自分で作っているんです。しかもトラクターは、長男が器用に乗りこなし、運搬機だって二男が操作します。
また、イノシシ猟が盛んな椎葉村では、猟師さんからイノシシ肉を分けてもらったり、他にも頂き物をすることが多く、石井家は半自給自足のような生活をしてるそうです。
0円生活その⑤~お風呂代がタダ
石井家では、水は天然の水を引っ張ってきてるのでタダ。でもガス代はかかるはず・・・。
と思いきや、ガス代もかかりません。
そう薪を焚いてるのです。
そして、家族みんながお風呂に入るために、石井家では子供が薪割りと風呂焚きをします。
そしてこの薪割りを任せられるようになると、石井家では、「少し大人なったな」と認めてもらえるとのことです。
パパは年に数回出稼ぎに行ってしまうため、兄弟の年長者が薪割りをしてきたそうです。しかし長男は寮生活で平日は家におらず、二男も四月からは中学に上がり寮生活になるということで、四月からは三男がこの大役を任されることに・・・。
番組では、大役を任されることになった、三男の薪割りの練習の様子を映してましたが、最初はなかなかうまく割れませんでした。
パパも「正直この子が一番不安」と漏らしてました。性格的にすぐ諦めてしまう性格の三男智明くんを、お父さんは「この薪割りを成功させることによって、その性格も変えてほしい」と言っていました。
しかし、1ヶ月経ってもまだ1人では割る事は出来ませんでした。
「薪割りと火起こしを僕ができないと、お父さんとお母さんが心配するから」
と言って、その後も必死に練習する智明くん。
そして最終的には、二男の厳しい指導もあり見事に1人で割ることが出来ました。
自分1人で割った薪でお風呂を沸かした智明くん。
この日は、翌日から出稼ぎに行ってしまうお父さんと一緒にお風呂に入りました。
満面の笑みでお風呂につかる2人。
「これからは僕が薪割りをします!」
智明くんはそう言ってお父さんを安心させていました。
まとめ
大秘境に暮らす石井家の大家族はとてもあったかかったですね。お父さんのあの強くて静かな感じはまさに、大家族の父といった佇まいでした・・・。そして子供たちもみんな素直でいい子たちばかりでした。
大自然で暮らす石井家の生活は、不便さという代償を払っても十分お釣りがくるくらい豊な暮らしでしたね、憧れます。
智明くん、薪割り&風呂焚き頑張れよ!!
以上、大秘境で暮らす石井家のご紹介でした。
それでは最後までありがとうございました。
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コメント
薪き割りするときは充分気を付けてね。
ナタを振り下ろすときは腰を少し落とすといいと思う。